お金がないが口癖
過去の僕は「お金がない」が口癖だった
毎月毎月クレジットカードの請求に怯えていた。
収入に対しての物欲が適正でなかったと今なら思える。
お金がないが口癖だった当時は本当にお金がなく、貯金ができないでいた。
それなのに高い2万円以上もする靴を頻繁に買っていたり、あとは何にそんなにお金を使っていたのか思い出せないがいつも給料日前はキツキツ。
どうしていつもこんなギリギリなんだろう。今月はクレジットカードの支払いがあったし。今月は飲み会が多かったし。なんとなくしょーがないと思っていたのだろう。
モノでいっぱいの実家
話は変わるが、私の実家はモノが多い。
子供の頃はおもちゃやゲームをたくさん与えてもらい、何不自由なく生活していた。
しかし、中学生くらいの年齢になり家のモノの多さに疑問を持つようになった。
その頃はちょくちょく家に友達を呼んで遊んでいたが、それから家に友達を呼ばなくなった。
家がモノだらけで恥ずかしい。
思春期だった僕は、遊ぶ時は友達の家で遊ぶ。
そんな感じで、モノが多いことに対して学生だった頃から疑問を持っていた。
綺麗で広々と余白のある家に住みたい、住むなら普通の家じゃなくて真っ白で建築家が建てたような家に住みたいな。
ドラマの結婚できない男を再放送で見ていたのだが、主人公で建築家の桑野に少しばかり憧れがあったのだろう。
建築家の人って住む家もおしゃれだし、お金も持ってそうだし。
建築家を目指して、大学は建築学科に入学した。
北海道よりもおしゃれで、デザインされた建築がありそう。建築を学ぶなら本州だよなと思い。北海道の大学も合格していたが、思いきって本州の大学に進学した。
LSSS IS MORE・ミニマリストとの出会い
男1人の一人暮らし生活が始まった。
やっと自分の好きなように家具を揃えたり、インテリアを自分で決めることができる。
一人暮らし生活は楽しかった。特にモノを集めることが楽しかった。
パソコンで図面も書かないとならないし、デスクが必要だな。
皿を入れる収納がないから食器棚もいるな。
ラグは自然が好きだから緑がいいかな。
部屋はレオパレスの部屋だったのだが、高校生の頃からコンクリート打ちっぱなしの家に憧れを抱いていた。
レオパレスは壁紙を自由に変えられるので、コンクリート打ちっぱなしの壁紙にしてもらった。
自分の思い通りになんでもできるー。最高だった。
2年ほど経ち一人暮らしのモノをだいたい集め終わった。
家具は買わなくなったが、服や靴を買うようになっていた。
そんなある日、大学の授業でミースファンデルローエという建築家について学ぶ機会があった。
その建築家が提唱した言葉「Less is more」より少ないことは、より豊かなこと。
ビビッとくるものがあり。すごく鮮明を受けた。
少ないことの方が豊かなんだ。
僕が中学生の頃から、思っていたのはこれだ。
「Less is more」
モノを捨てようとしても、もったいないと言われ。反対。
僕が働いて買ったわけではないし、何もできないでいた。
「Less is more」という言葉を知ってから、ミニマリズム、ミニマリストという言葉を知った。
テレビも冷蔵庫も持たない、ガランとした部屋。
すげー
けどテレビも冷蔵庫も必要だし、俺には無理だな。
でも結婚できない男の桑野を思い出してしまう。
ミニマリストのようにあんなにものがないのはできないにしても、ミニマリストの考え方にすごく共感するようになっていた。
クレジットカードを使わなくなったり、あまりモノを増やしたくないという気持ちになっていた。
またLESS IS MOREという本も読んだ。
そこには
モノを買って得られる幸せは短期的な幸せ。
旅行や経験にお金を払って得られる幸せは長期的な幸せ。参照:LESS IS MORE
お金の使い方もLESS IS MOREという言葉を使って少しずつ変わるようになってきた。
それから私のミニマリズムは大学を卒業して引越しをするタイミングで加速した。
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長くなってしまったので、話の続きはまた後日しようと思います。
ほな、また〜