トレーニングをするようになって、8年ほど。トレーニングを始めて1〜2年くらい(もっと長かった気も、、)は背中に効いているというのが、わかっていない状態でした。
身体の中でも特に感じづらいのが、背中の筋肉。
背中の筋肉について経験談をまとめました。
背中の筋肉は身体の中でも特に感じづらい
アジア人が持つ遺伝的要素のひとつに「身体の前部が発達しやすく、後部が発達しにくい」というのがあります。
お腹や胸、太ももの前といったように身体の前部は意識がしやすく、発達もしやすい。
逆に、背中、太ももの裏であるハムストリングスといった筋肉は前部の筋肉に比べ、発達しづらく、意識がしにくい部位になります。
その中でも特に、背中の筋肉は発達しにくく、効いているのかが感じづらい筋肉が背中の筋肉だと感じています。
背中に力を入れてと言われても、力を入れられているのか、よくわからない。
マッスルコントロールが難しいのが背中の筋肉です。
トレーニングを長年継続している上級者の方であれば、背中に効く感覚がわかってくる、マッスルコントロールができるようになってくるはずです。
それはトレーニングをすることで筋肉をつけるよりも先に、脳と背中を繋ぐ神経を鍛えることができるからです。
トレーニングをすることで、筋肉よりも先に神経が鍛えられる
背中のトレーニングをしていても、いまいち背中に効いている感じがしないという方は、まだ脳と背中を繋ぐ神経が鍛えられていない可能性が考えられています。
わかりやすく例えると
背中の効きが感じないという方は
無人島の電波がこないようなところで、一生懸命電話をかけようとしている状態のようなものです。
電波が通っていないところで、いくら大きな声で喋っても、電話の向こうの相手には会話は通じません。
トレーニングに戻して考えてみると、背中の効きが感じないからと言って、むやみに重りをあげて行っても、背中は鍛えられておらず、腕や肩の筋肉を使ってしまっているという可能性が高いです。
もし、背中の効きが感じられないと悩んでいるのであれば、無人島でむやみに大きな声を出すのではなく、電波を良くする方法を考える必要があります。
背中の神経を鍛えるためには、丁寧に正しいフォームで正確にトレーニングをすることが必要です。
ちょっとしたきっかけで、背中の効きがわかるようになったというケースもあります。
私にも背中の筋肉に効いているのがわかったというタイミングがありました。
背中の効きを感じられるようになったきっかけはチンニングとポージング練習
・背中のトレーニングで懸垂をするようになった
・コンテストに初めて出場の時に、自分だけバックポーズがおかしくて、必死にバックポーズの練習をした
私は背中のトレーニングでは、ラットプルダウンをメインにトレーニングを行っていましたが、ラットプルダウンでは、なかなか背中に効いている感じをつかむことができませんでした。
背中の効きがわかるようになってきたのが、ベストボディジャパンというコンテストに初めて出てからでした。
コンテストに出場して、私だけ背中のバックポーズがおかしいということに気付きました。
あとになってすごく恥ずかしく思いましたが、これをきっかけに背中のマッスルコントロール、バックポーズの練習をスマホの動画で撮影しながら練習しました。
バックポーズを練習するうちに、ある時、こうやって力を入れればいいんだというのに気づくことができました。
背中の効きが感じないという方は、ボディビルのバックポーズを練習してみるのもありです。
コンテストなんて出るつもりないし、ポージングなんて練習したくないよという方は、背中のトレーニングにチンニング(懸垂)を取り入れてみてはいかがでしょうか。
ラットプルダウンはいろんな角度で重りを引けてしまうので、フォームが難しいのに対して
チンニングは身体を真上に持ち上げるというシンプルなトレーニングです。
女性なんかには強度が高いといった声もありますが、背中に効く感覚をつかみたいという方であれば、ぜひ取り入れて欲しい種目です。
強度が高い場合はチューブを使って、負荷を軽くするというやり方もあります。
もしくはパートナーがいれば脚を支えてもらいながら行うなど、やり方はあります。
私自身も、チンニングで背中に効いているというのが、少しずつわかってきました。
一度つかんでしまえば、案外はやいので、まずは背中に効くという感覚をつかんでください。
本日は以上になります。
ほな、また〜
背中のトレーニングに関連する記事一覧
▶︎チンニング
▶︎ラットプルダウン
▶︎【逆三角の身体をつくる】私が背中のトレーニングで意識していること
【編集後記】
本日はレッスンを2本。
睡眠不足で疲れが溜まっていたので、トレーニングはお休み。
寝るのは大事。