iPhoneのメモアプリを使った姿勢評価 by iPhone12mini
パーソナルトレーナーを名乗るなら身体の姿勢を評価できるようにしておきたいものです。
お客様のトレーニング指導をする際は初回トレーニングで必ず姿勢評価をしてからトレーニングに入ります。姿勢評価について考えをまとめました。
コンテンツ
なぜ?を説明するための評価
評価せずにトレーニングとなると
- なんとなくでトレーニングメニューを組む
- お客様ひとりひとりにあわせた最適なトレーニングメニューを提案できない
- なぜ?を説明できない
「なぜ、このトレーニングやストレッチを取り入れた?」と自問自答しながらメニューを組むようにしています。
パーソナルトレーナーならひとりひとりのお客様にあわせた運動を処方したいものです。
「なぜ?」を説明するためにはお客様の姿勢を評価して、姿勢を把握できるようにしておきましょう。
必ず1度は評価する
はじめましてのお客様を担当させていただくときは、最初に必ず姿勢の評価をしています。
必ず評価をするようにすることで
- 目を養う
- 精度を高める
- 違いを感じる
といった技術が磨かれていきます。
普段から評価をしていなければ、姿勢の違いを感じられません。
お客様には痩せ型の人、筋肉が多めの人、脂肪が多めの人、男性、女性と体型もさまざまです。
骨盤の評価をする際にPSISとASISを探す必要がありますが、体型や性別が違えば探しやすさも違ってきます。
痩せ型の方であればPSIS・ASISの骨のポイントを探しやすいですが、脂肪・筋肉ともに多い男性の方はポイントが探しにくいです。
日々、鍛錬だと考えて評価させていただくようにしましょう。
パーソナルトレーナーはお客様を導く立場ではありますが、お客様から学ばせていただくことも多々あるものです。
5種類の姿勢
パーソナルトレーナーとして5つの種類の姿勢は頭にいれておきましょう。
- 理想的な姿勢
- スウェイバック(猫背、骨盤後傾)
- フラットバック(S字が弱い)
- ロードシス(反り腰、重心がつま先より)
- カイホロードシス( S字のカーブが強い、反り腰、猫背、頭が前に出ている)
簡単に特徴をまとめてみました。
理想的な姿勢
・耳たぶ、肩峰、大転子、膝蓋骨後方、外踝2〜3cm前方を結んで一直線になる
スウェイバック
- 猫背
- 胸椎〜腰椎が後弯
- 頭は前に出ている
短縮位(ほぐすべき筋肉)
- 大胸筋
- 小胸筋
- 内腹斜筋
- 張脛靭帯
- 大腿筋膜張筋
- ハムストリング
伸長位(強化したほうがいい可能大)
- 僧帽筋下部
- 脊柱起立筋
- 外腹斜筋
- 大臀筋
- 腸腰筋
- 大腿四頭筋
フラットバック
- 脊柱のS字が弱い
- 骨盤後傾
- 頚椎の前弯が弱くストレートネックになりやすい
- 身体の厚みが出にくい
短縮位(ほぐすべき筋肉)
- 大胸筋
- 腹筋群
- 大臀筋
- ハムストリング
伸長位(強化したほうがいい可能大)
- 僧帽筋下部
- 菱形筋
- 脊柱起立筋
- 腸骨筋
- 大腿直筋
ロードシス
- 反り腰
- 重心がつま先より
- 腸腰筋、太もも、ふくらはぎが張りやすい
- お腹、ハム、臀筋群を強化するようにしたい
短縮位(ほぐすべき筋肉)
- 脊柱起立筋下部
- 腸腰筋
- 梨状筋
- 大腿直筋
- 下腿三頭筋
伸長位(強化したほうがいい可能大)
- 腹筋群
- 大臀筋
- ハムストリング
カイホロードシス
- ロードシスよりも脊柱のS字が強め
- 反り腰、猫背
- 肥満体型の人に多く見られる
短縮位(ほぐすべき筋肉)
- 僧帽筋上部
- 大胸筋
- 小胸筋
- 肩甲挙筋
- 股関節屈筋群
伸長位(強化したほうがいい可能大)
- 僧帽筋中部・下部
- 脊柱起立筋(胸腰部)
- 腹筋群
- 大臀筋
- ハムストリング
【編集後記】
本日はオフ。
昨日も雨で花粉が飛んでいないのか鼻が通っているだけで気分がいいです。