日曜日, 9月 8, 2024
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ダイエット中でも脂質は摂る必要があるのか。脂質の役割について

※良質な脂質?悪い脂質? by iPhone12mini

「ダイエット中は脂質を摂る必要はあるのでしょうか」
「脂質は効率のよいエネルギーということは知っているのですが、脂質を抑えればカロリーは抑えられるので、極力脂質は摂らなくても良いのでしょうか」

お客様からこのような質問を受けました。

ダイエット中でも脂質は摂る必要があるのか。脂質の役割について考えをまとめてみました。

ダイエット中でも脂質は摂る必要があるのか

結論から先に言っておきますと、ダイエット中でも脂質は摂る必要があります。

たんぱく質・脂質・炭水化物

この3つの栄養素は3大栄養素と呼ばれ、私たち人間が生きていくために欠かすことのできない栄養素になります。

脂質はそんな3大栄養素のうちの一つです。

ダイエットだからと言って「全く摂らない」、「ほぼ0に近い数値までカットする」ということはやってはいけません。

脂質を削りすぎてしまうと、女性の方であれば生理が止まってしまったり、男性であれば男性ホルモンのテストステロンのレベルが低くなるといった、健康被害が出てしまいます。

ダイエットの方にとっては、脂質は邪魔者扱いされがちですが、脂質にも効率の良いエネルギー以外にも役割があります。

脂質の役割

脂質の役割としては

  • 効率の良いエネルギー源になる
  • ホルモンの材料となる
  • 細胞膜などの材料になる
  • 脳細胞の構成物質になる
  • 血管の内壁を保護してくれる
  • 脂溶性ビタミンの吸収を助ける

などが挙げられます。

脂質の量がカロリーの10%以下になってしまうと、女性の生理は止まってしまうと言われています。

ホルモンレベルの適正化を考えると、だいたい総摂取カロリーの30%ほどは脂肪から取るようにしたいところです。

ダイエットの場合でも、どんなに脂質の量を下げたとしても総摂取カロリーの20%は脂質からカロリーを摂るようにしてもらっています。

脂質はカロリーが高いので、どうしても避けられてしまいがちですが、脂質の役割をしっかり頭に入れておいて健康的にダイエットをしていきましょう。

質の良い脂質と悪い脂質

脂質はカットしすぎてはダメですが、摂りすぎてしまえばダイエットがうまくいきません。

そのバランスが重要になってきます。ダイエットの方は「質の良い脂質」を適量摂るということをやってみてください。

脂質の中には「良い脂質」と「悪い脂質」に分けることができます。

◯質の良い脂質

質の良い脂質は、ぜひ自宅に常備して、積極的に摂取するのがオススメです。

  • 亜麻仁油
  • えごま油(しそ油)
  • 新鮮なナッツ(特にくるみ)
  • 新鮮な青魚(サンマ、イワシ、ブリ、サバ、アジなど)
  • アボカド

私は日頃からミックスナッツやアボカドを食べるようにしています。

減量真っ最中の現在もアボカドやミックスナッツはカットせずに食べるようにしています。

◯悪い脂質

栄養学的には摂る必要がないと言われている脂質。ダイエットの方はできる限り口にしないのがオススメ。

  • バター
  • 生クリーム
  • 菓子パン
  • スナック菓子
  • マーガリン
  • 外食や惣菜の揚げ物

冒頭の写真にある生クリームの乗ったガトーショコラも栄養学的には必要のない脂質。

ですが食べると幸せを感じられたりと精神的には価値はあると考えています。私も洋菓子のような甘いものが大好きなので、ダイエットの時には控えるように気をつけています。

ダイエットを頑張ろうと思っている方は、ご注意くださいませ。

【編集後記】

昨日はオフ。

朝から胸・肩・三頭・お腹のトレーニング。

夜、ベストボディジャパン横浜大会のエントリーを。

ベストボディジャパン部門とモデルジャパン部門のダブルエントリーしました。

久しぶりに胸囲と腹囲を測ったところ98cmと71cmと胸囲が成長しており喜んでいます。

Kawabuchi Ryota
Kawabuchi Ryota
1994年。北海道生まれ。神奈川県茅ヶ崎市在住。神奈川県横浜市でパーソナルトレーナー(NSCA-CPT認定トレーナー)として活動。トレーニング初心者からシニアの方、モデルや選手と幅広く指導。また自身もベストボディジャパンの選手として活動。体脂肪率は年中1桁を維持。2024年にはベストボディジャパン横浜大会で入賞を果たす。『年中カッコイイ・年中健康的な身体づくり』をサポートするためサイトを運営。詳しいプロフィールはこちら
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