※相場を見極める(ネオパーク沖縄にて) by iPhone12mini
パーソナルトレーニングは高いというイメージがあると思います。
その中で、最近では相場よりも極端に安いパーソナルトレーニングを提供しているところを目にします。
フィットネス業界で12年働いてきて、相場よりも極端に安いパーソナルトレーニングにはデメリットもあると考えています。
パーソナルトレーニングの相場
パーソナルトレーニングの相場は1時間のトレーニングで¥6,600〜¥9,900が相場です。(入会金や食事管理などは除いてトレーニングのみの場合)
スポーツクラブとパーソナルジムとでは、パーソナルトレーニングの相場は少し差があります。
パーソナルジムの場合
¥8,800〜¥11,000
スポーツクラブ
¥5,500〜¥8,800
相場に少し差がある理由としては、スポーツクラブは施設利用料が月会費制で、パーソナルジムは施設利用料がパーソナルトレーニングの料金に含まれているためです。
その分パーソナルジムの方が、パーソナルトレーニングの相場が割高傾向にあります。
そんな中、最近ではサブスクのような通い放題のパーソナルジムや1時間¥5,000以下でパーソナルトレーニングを提供しているところもあります。
自由が丘エリアのパーソナルトレーニング料金の目安
自由が丘にあるジムの相場をChatGPTに調べてもらいました。
結果は次の通りでした。
自由が丘エリアのパーソナルトレーニングの相場は、ジムの形態やサービス内容によって異なりますが、以下のような価格帯が一般的です。
💰 自由が丘エリアのパーソナルトレーニング料金相場
✅ 都度払い・回数券プラン
• 1回あたり(45〜60分):約7,000円〜13,000円
例:
- Lea 自由が丘店:60分 8,900円(税込)
- NICO 自由が丘:50分 9,900円(税込)
- Reborn 自由が丘:50分 13,200円(税込)
✅ 月額・定額プラン
• 月4回(週1回):約26,000円〜40,000円
例:
- NICO 自由が丘:50分×月4回 28,800円(税込)
- Reborn 自由が丘:50分×月4回 40,700円(税込)
✅ 短期集中・パッケージプラン
• 10〜20回のコース:約120,000円〜250,000円
例:
- LORE 自由が丘:10回 131,780円(税込)、20回 247,500円(税込)
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📝 備考
• 入会金は無料〜55,000円程度で、キャンペーンにより無料になる場合もあります。
• 体験トレーニングは3,000円〜9,000円程度で提供されていることが多いです。
• 食事指導やストレッチ、整体などのオプションサービスが含まれる場合、料金が高めになる傾向があります。
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🎯 まとめ
自由が丘エリアのパーソナルトレーニングは、1回あたり約7,000円〜13,000円が相場となっており、サービス内容やプランによって価格が変動します。自身の目的や予算に合わせて、最適なジムやプランを選ぶことが重要です。
相場より極端に安いことのデメリット
結論から先にお伝えすると
- トレーナー経験が浅いトレーナーが多い
- 怪我をしてしまうリスク
- 予約がいっぱいで予約が取りにくい
- トレーナーが疲労困憊
- トレーナーがすぐ辞めちゃう
パーソナルジムの場合、売上は単価×セッション数というシンプルな計算式で出すことができます。
単価が安いということは、売り上げを上げるためにはとにかく数をこなす必要があります。
かなり数をこなしているトレーナーだと月に200件のトレーニング指導をしているという話を聞いたことがありますが、月に200件はかなりハードです。単純計算で20日間働いた場合1日あたり10件のトレーニング指導です。
予約はそう均等に入るものではないので、1日12件入る時もあり、その時はほとんど休むことなくトレーニング指導をしていることになります。
トレーナーの仕事はトレーニング指導だけではなく、お客さまに返信したり、ジムの掃除や洗い物、トレーニングレコードの整理などとやるべきことはあります。
そうなればトレーナー自身、食事が疎かになっていたり、睡眠を削っていたりと健康な身体に導くためのトレーナーが不健康の道をたどってしまっているというケースに。
短期間であればなんとかなるかもしれませんが、長く続けるのは難しく、心身共に疲労したトレーナーは退職してしまう。
パーソナルトレーニングを受ける側としても、相場より極端に安いパーソナルトレーニングはこういったデメリットを知っておくと後で後悔するリスクを低くできるかと思います。
自分にあったパーソナルトレーニングの見極め方
世の中の商品やサービスは手軽軸・商品軸・密着軸の3つに分けることができるそうです。
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参考:ドリルを売るには穴を売れ
パーソナルトレーニングも同様で手軽軸・商品軸・密着軸を意識して、自分にあったパーソナルトレーニングを探しましょう。
簡単に説明すると
- 手軽軸は安く・早く・便利
- 商品軸は高品質・最先端
- 密着軸は対応がいい・顧客をよく知っている
パーソナルジムの判断基準として私は取り入れられているマシンやダンベルのメーカーを見たりします。
マシンの違い
相場が安め(手軽軸)のジム
- 低価格のマシンを取り入れている
→価格を安くできる
相場が高め(商品軸)のパーソナルジムの特徴
- パワーラックやスミスマシンがタフスタッフなど
- ダンベルがパワーブロックやフレックスベルなど
→高品質の良いマシンを取り入れて投資している
→結果として価格は高くなる
私はひとりひとりのお客さまを責任持ってトレーニング指導したいと考えているので、密着軸を意識しています。
パーソナルトレーニングに求めるものはそれぞれだと思いますので、自分にあったパーソナルトレーニングを見つけていただけたらと。
【編集後記】
昨日は昼からパーソナルトレーニング指導を。
「朝まで呑んでいたけど、約束しているから」とキャンセルすることなくご来店。
できる人は「やると決めたらやるんだな」と。
右肩の調子があまり良くないので指導の合間にストレッチを。